乾癬に悩んだ私がやった対処法や自分なりの考え方

ここに来た方は乾癬で悩んでいる方ご本人さんか、もしくはそのご家族やご友人さんが多いのではないでしょうか。

かくゆう私も乾癬という病気に悩まされている一人です。

乾癬、つらいですよね。

わかります。

私もどうして自分なんだろうと思ったり、夏には水着で遊んでいる人たちを見て羨ましくなったり、暑いのに好きな服を着れず一人悔しい思いをしたり。

でもこんな話し、誰にでもできるわけでもなく。

本当に辛いと思います。

そんな人たちに向けてまず一言、言わせていただきたいことがあります。

「乾癬に負けるな」

私もそうだったからこそわかります。

乾癬は一朝一夕で治る病気ではありません。

ですから焦らず自分のペースで付き合い方を考えながら対処していく必要があります。

10年後、今の自分のままで笑っていられるだろうかと考えてみてください。

ノーならいますぐ考え方を変えましょう。

私も当時とても悩んでましたが今はそこまで負担にならず生活できています。

これから私がやったことや考え方について書いていこうと思います。

※注意点
この記事の内容はあくまで個人的な考え、実体験に基づいた内容を書いております。人によって合う合わないなどもございますので参考にされる際は自己責任でお願いいたします。

目次

乾癬にかかるまでの流れ

乾癬とは皮膚病の一種で、日本人のおよそ300人に一人がかかっているのだそう。意外と割合が大きい割には未だ完全に治せる方法は見つかっておらず国から指定難病とされています。

発症する平均年齢が男性は30代前半、女性が20代前半とのことでほとんどの方が大人になってから発症する病気のようです。

私は男ですが発症したのは20代前半と平均よりもかなり早く発症しました。

発症する前に変な違和感だとか、普段とは違う何かが起こったわけでもなくいきなり体に出てきたのを覚えています。最初に見た時の印象としては、周囲が赤く中が白かったので蕁麻疹のようだなと感じました。

しかしそこからは早く、数日で体全体に赤いできものが増え病院に行ったところ乾癬と判断されました。

それからは毎月病院に通うものの薬代などで毎月5~6万ほどかかり、かなり生活に影響しました。

先生に相談するとジェネリック医薬品という物があると教えてもらい、そのおかげで毎月1万程度に収めることができました。

ジェネリック医薬品とは、厚生労働省の認可を得て製造販売される、新薬と同じ有効成分を含む医薬品です。

詳細はこちら

現在は完全に治っていないものの痒みや全体的な赤みは落ち着いており、できるだけ薬を使わずに自然治療で治しています。

主な対処法

感染への主な対処法は大きく分けると

  1. 病院からもらった塗り薬を塗る
  2. 体に紫外線を当てる紫外線療法
  3. 生活習慣を見直したり日に当てるなど

これらが主な対処法になるかなと思います。

私もそれぞれをやってきたので主観で感じたことを書いていきます。

1.病院からもらった塗り薬を塗る

程度にもよるかと思いますが私はデルモベートと呼ばれる比較的効果の強い塗り薬とローションタイプのものを処方してもらいました。肌の弱い顔などにはローションタイプ、それ以外は塗り薬といった使い分けです。

見えないところは家族に手伝ってもらったりなどしていました。

家族はこの病気のことをとても理解してくれて受け入れてくれていたので本当に支えになっていました。家族が親身になってくれなかったら私は今こうして前向きになれていなかったかもしれません。

もしもこの記事を本人ではなくご家族様やご友人の方などがみていらっしゃいましたら、ぜひ色々と提案してあげてください。こんなのがよく効いたらしいよとか、これやってみてとか、私がそうだったのですが結構この事実を受け入れるのに時間がかかったというか、乾癬のことで頭がいっぱいで他のことを考える余裕がなかったのでそうしたことをしてもらえると「あ、自分一人じゃないんだ」と気付けてすごく心が軽くなりました。

デルモベートの効果はとても強く塗る場所によっては翌日には消えていたりもしていました。

しかし塗らないとまたすぐに発症したりといたちごっこが続きます。

またローションタイプを鼻につけてから鼻に赤みが出て、数年経った今でもまるで酔っぱらった人みたいに赤いままです。皮膚が弱かったからなのかデルモベートの効果が強かったからなのかはわかりませんが顔に塗られる際はご注意ください。

数ヶ月は根気よく塗っては再発してを繰り返していましたがデルモベートにはステロイドと呼ばれる体に悪い成分が入っていることからある程度良くなった箇所にはできるだけ塗らないようにするなど対処していました。

最初にデルモベートは効果の強い薬とお話ししましたが、ステロイド外用薬は強さにより5段階に分けられ、デルモベートの強さは最も強いストロンゲストクラスとなります。

ある程度収赤みや痒みが収まった現在は塗り薬はやめてできるだけ太陽に当てるなどして自然治療しています。

2.体に紫外線を当てる紫外線療法

先ほど太陽に当てることで自然治療をしていると書きましたが、なぜ太陽に当てると改善されるのかというと紫外線が乾癬に効くらしいからだそうです。

それと同じことを病院の中にある機械を使って紫外線を直接体に当てるのが紫外線療法と呼ばれるものです。

場所によってやり方や機械が違うかもしれませんが、私の場合は足、お尻、首下と数回に分けて機械で紫外線に当てていました。特に痛いなどはなくてちょっと暑いなーみたいな感じでした。

ただ通院が必要なこと、効果も個人的にはあまり感じられなかったため途中で断念しその代わりできるだけ日光に浴びるようにしました。

3.生活習慣を見直したり日に当てるなど

上記で結局日頃から太陽に浴びるようにしようと決めてからは車の中や散歩の時はできるだけ腕を捲ったりして日に当たるようにしました。

するとちょこちょこと乾癬ができていた腕の部分が完全に無くなり良くなりました。

私はフリーのカメラマンをしていたので夏の間は結構日に当たることが多かったのがよかったのかなと思います。また、この時着ていた白のリネンシャツもとても助かりました。

夏の間は暑いけど肌は出したくない、けど日にも当てたいというのを見事解決してくれました。

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私はユニクロのリネンシャツの白の長袖を購入しいつも着ていました。

リネンシャツはかなり薄くて涼しく、かつ遠くからは見えない程度に目が荒いので太陽の光も通してくれます。

ですが肌着が黒とかだと透けて見えてしまうので白などの同色系がいいかもしれません。

リネンシャツはものによっては少しがさつきがあるかもしれませんのでしっとりした肌着でカバーしてあげましょう。白のリネンシャツなら爽やかさもアップするし、フケなどが落ちても目立ちにくいため間違いないと思います。

以上のことから日に当てることの重要性がとても理解できましたし、完全に治すことができたという事実は自分の中でとても大きい自信につながりました。

生活習慣については以下にまとめました。

私がやった対処法

おそらくは病院でも同じことを言われているかもしれませんが、まずは生活習慣を見直すこと、それからストレスを溜めないことが大事です。以下にそれぞれやったことを書いて行きます。

お米を玄米にする

みなさんが普段食べられているお米にはいくつか種類があり、精米された白いご飯は精白米と呼ばれ炭水化物が豊富です。比べて玄米は精米されておらずぬかや胚芽などが残っているので栄養価が高く健康食として有名です。

私はまず普段食べているお米をこの玄米にしました。

効果の程があったかはわかりませんが乾癬にかかっていなくても健康的な食事になるのでおすすめです。

青汁を飲んだ

こちらも有名な健康食品の一つ。

飲み続けられるようにできるだけ苦いものは避けて慣れることに専念しました。

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こちらもすぐには効果が出るわけではないので効果のほどはわかりませんでしたが簡単に実行できるのでおすすめです。

ちなみにとても美味しかったです。

朝食をシリアルにした

朝ご飯はパンや白ごはんではなくシリアルと呼ばれる牛乳を入れて食べるものにしました。

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その時もできるだけ食物繊維がたくさん入ってるものや健康的な部分にフォーカスされている製品を買うのがおすすめです。

油ものや冷凍食品などは極力避ける

こちらも乾癬というよりかは健康的な考え方のものですが油ものや冷凍食品、カップラーメンなどは極力控えていました。もちろん全くダメというわけではなくたまに程度ならいいかと思いますが、我慢のしすぎも良くないと思いますのでご自身に合ったペースで調節されれば良いかと思います。

洋服について

乾癬は摩擦などで擦れると悪化しやすいです。

ですのでできるだけガサガサするような固いものはさけてサラサラとした質感の洋服がおすすめです。

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上記のものやユニクロの肌着などはサラサラしていてとても気持ちいいのでおすすめ。

さらに乾癬は頭にも良くできやすくフケのように落ちやすいのでできるだけ色は暗いものよりかは明るめの色の方が目立ちにくくおすすめです。最初の方で述べた白のリネンシャツなどですね。

ズボンは私があまり好きではなかったのもありますが、ジーパンのようなゴワゴワしているものはあまり履きませんでした。スラックスや腰を固いもので縛らないゴムや紐のようなタイプを好んで履いていました。

しかし自分の好きなファッションができないとストレスになる場合もあるのでこちらもケースバイケースで自分に合ったやり方を探すと良いかと思います。

実体験に基づいたかなり効果があったと感じた対処法

ここからはやってみたら結構効果があったと感じた方法について書いて行きたいと思います。

毛を剃る

私は幼少の頃からサッカーをやっていたせいかすね毛が結構剛毛で、体の中でも一番ひどい部分がそのすねの部分でした。

比較的私は痒みがなかったのですが唯一すねだけは痒みがあり最初に比べるとかなり悪化していました。

その原因はもしかすると毛が原因で摩擦が起きて悪化、痒みも誘発してさらに悪化という悪い循環が起きているからなのではと考えました。

頭も髪の毛の生え際から乾癬ができていることからもこの毛をなくせば良くなるのではないかと思い除毛クリームと呼ばれるものを購入してみました。

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これは通常毛を剃るといえば髭剃りのようなもので剃るイメージですが、この除毛クリームは塗って放置し、拭き上げるだけで剃れてしまうというもの。

髭剃りなどでは確実にお肌を痛めてしまうのでこのやり方がベストだと感じました。

※痒みで掻いてしまい傷などがある場合は治るまでやめておきましょう。悪化する可能性がありますし多分めちゃくちゃヒリヒリして痛いです(実体験)

やってみてから1週間もしないうちに結構効果は出ていたと思います。

赤みがかってた部分が徐々に肌色に馴染んできたりとやはり悪化の原因は毛による摩擦などが大きいものだったんだなと感じました。

人によって毛量に差があるかとは思いますが、毛の多い部分がひどい場合はこのやり方を試してもらうと改善できるかもしれません。

ウェイクボードをやる

おそらく多くの人がなんだそりゃと思われたかもしれません。

要約すると、「保湿」の話です。

ウェイクボードはジェットスキーに引っ張られながらスケボーみたいに海上を滑るやつですが、夏に知り合いに誘われたので行ってみました。(もちろん知り合いは乾癬のことは知らないですしウェイクボードは全身ウェットスーツを着るので肌も見られず大丈夫でした)

特別ウェイクボード自体は乾癬とは関係なく楽しく遊ぶことができました。

驚いたのはウェイクボードを終えて着替える時でした。

パッとウェットスーツを脱いで体をみてみると、ほとんど乾癬の跡がなくなっていました。正確には見えづらくなっていたというのが正しいのでしょうか。

よーく見ると乾癬の形は確認できました。水風呂に入った時の肌がふやけたような感じをイメージしてもらうといいかと思います。おそらくは海水によりずっと引っ付いていたウェットスーツが保湿のような役割を果たしたことでこうなったのだと思います。

しかしこの時はまだ、後から戻るんだろうなと思っていたのですが帰宅してから数日経っても明らかに以前より見た目が良くなっています。

これも予想なんですが、普段私たちが顔などにやっている保湿の超強化バージョンだったのではと考えています。

要するに乾癬の元となっている根っこの部分から保湿効果が届いて回復したのでは、ということです。

もちろんこれらは私の個人的見解なので医学的にどうなのかとかはわかりませんが、何かしらみなさんの手助けになれれば幸いです。

個人的にはこれがきっかけでかなり乾癬に対しての負担が減ったので、似たような状況を作ってあげると効果があるかもしれません。もしも試してみて効果があった方はぜひSNSのDMなどでご一報いただけたら嬉しいです。ウェイクボードと似た環境で言えばサーフィンとかダイビングとかでしょうか。

まあウェイクボードなんてする機会もなかなかないかとは思いますが…ちなみに私も初めてでした笑

体は温まってるが外側は冷たく、ウェットスーツの分厚いスーツ部分にたっぷりと染み込んだ水分があってこその効果なのか…もしもたくさんの方からのコメントが届けば何かわかるかもしれませんね。

ダンスをやってた

これはちょっとおまけ程度に見て欲しいのですが、私は20くらいからダンスをしていました。

うまいかと言われるとそうでもなく、普通だったのですがダンスを習い始めてからというもの音楽を聴くととても楽しい気持ちになるようになりました。どのくらいかというと直前まで悩んでたことがどうでも良くなるくらいには音楽もダンスも好きでした。

本当にこれはたまたまだと思うんですがそういうこともあって悩みすぎずに済んだというか、ダンスという体を動かす環境にもいれたし音楽を聴くと楽しくなれるということが知らず知らずのうちに乾癬という悩みから解放されていたのかなと今になっては思います。

もっとわかりやすい言い方をすると、夢中になれる何かを見つける。といったところでしょうか。

悩む時間がどうでも良くなるくらい好きなことを見つけれたらそれはとても最高なことだと思います。

だから多分私はとても運が良かったのかもしれません。

ダンスに限らず何か興味のあることに気を逸らすことができればストレスも溜まることも無くなるし気持ち的にもいい方向に向かっていくのではないかなと思います。

ただやはり乾癬のせいで長袖を着ないといけないのが辛いところはありました。冬でも運動すれば暑くなるのでなんで長袖なの?と聞かれることもよくありました。

いつも誤魔化してましたがこういうとき本当に乾癬であることが嫌になりました。

あとはあんまりしませんでしたがブレイクダンスなんかは回ったり逆立ちしたりしたときに服が捲れてしまうのでやりたいけどやれないもどかしさっていうのは今でもあります。

乾癬だけですむならいいのですが、乾癬のせいで食べられなかったり、できなかったりと自分のやりたいことができないととてもストレスになるというか自分が嫌いになりそうでした。

乾癬に対する考え方

みなさん、突然ですがアニメ「僕のヒーローアカデミア」ってみたことありますか?

これは乾癬に限った話しではないのですが、何かしら悩みを抱えている方はその代わりに何か大きなものを得ていると私は考えています。

僕のヒーローアカデミアというアニメは、主人公が突然超能力を手にするも自身の体が耐えきれず能力を使うたびに自身も傷ついてしまうというところから始まります。

病気もその一つで、そうなってしまったのは何かしら人とは違う能力を手にした代償だと私は思うようになりました。

乾癬なんて特にわかりやすいなと思ったのですが、乾癬が起こる仕組みとして簡単に説明するとめちゃくちゃ肌の再生速度が早いかららしいんですよね。

これ、普通ならかなりすごいことだと思うんですよ。

だって普通の人の10倍早くお肌の細胞が入れ替わってるんですよ。もはや天才すぎるが故に色んなことに考えが及びすぎて嫌になってるのと同じような状態なんですよ。

だからみなさん考えてみてください。

自分が手にした能力はなんだろうと。

失ったものの代わりに得たものはなんだろうと。

その考え方ができた時、私は自分の人生の中で乾癬と向き合いながら生きていくという覚悟ができた気がします。

まとめ

今回は、私自身もとても悩まされた乾癬に関して書いてきました。

ここに来るまでとてもたくさんの苦悩があったのは事実です。

しかしそれを乗り越えてこれたのは紛れもなく周りの人たちの手助けがあってこそでした。

もしもこれをみているのがご家族やご友人なら、ぜひこれを参考にアドバイスをしてみてください。

もしもご本人なら私は伝えたい、「大丈夫」と。

どうにかなる。だから悩みすぎず、乾癬に囚われることなく自分の道を見つけて欲しい。

10年後、笑っていられるように。

もしも周りで話せる人がいない、一人で悩んでいてとても辛いというような方がいらっしゃれば遠慮なく私のインスタやツイッターなどからDMでご連絡ください。

私にできることがあるかはわかりませんが少しでも力になれるよう協力いたします。

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