みなさんどうもこんにちは蓮です。
今回は、「あれ、そういえばもうすぐ買ってから1年くらい経つんじゃね?」とふと思い立ってsigma14-24f2.8dg dn artレンズのがちレビューをしていきたいと思います。
1年使った後のレビューしてる人そんなにいないと思うんですよね。
ちなみに私、写真と映像どっちもやってるのもあるんですが結構活躍の場があったりなかったりで思うことが結構ありました。
それでは早速行ってみよう。
sigma14-24f2.8 dg dn artを1年使った感想
まず結論から申しますと、このレンズ買ってよかったです。
買ってよかったんですけど、おすすめできるかと言われると人を選ぶな〜というのが正直なところです。
なぜか、それは単純明快。
sigma14-24f2.8dg dn artがデメキンレンズだからです。
なぜデメキンレンズだとおすすめできないのか。
それをこれから解説していこうと思います。
まあ人それぞれ使い方が違うと思うのですが主に映像やってる方に当てはまるかなと思います。
私の使用用途
私は主に風景とポートレートを撮っています。
もちろん写真だけじゃなく映像でも使用していて大活躍です。
写真は宣材からコスプレ、ファッション、記念撮影など。
映像はダンスやPV、MV、それからvログなどなど。
イベントの記録撮影でも使ってましたね。
正直この14-24がないと撮影できなかったことも多々あり、買う前はこんなに使う機会があるとは思わず選んでよかったーと喜んでおりました。しかし使えば使うほどある不満点が出てきます。
それが先ほど言ったデメキンレンズのデメリットの部分です。
デメキンレンズのデメリット
なぜデメキンレンズがおすすめできないかというと、丸型フィルターがつけられないからです。
こんなやつね
具体的になぜフィルターがつけられないといけないのかというと、他のレンズと違う絵になるからなんです。
実際にこの前に体験した出来事なのですが、冬ということもありイルミネーション撮影をしてきました。
そこでsigma24-70f2.8artレンズにクロスフィルターを使った撮影をしたんですよ。
もう詳しい方なら想像できるかと思うのですが、クロスフィルターは丸型フィルターなのでデメキンレンズには装着できず、フィルターを使った絵とそうでない絵には明確な差ができるんですよね。(クロスフィルターなら光がクロスしている映像とそうでない映像が混ざってしまう)
その1カットのみ使用するのならいいかもしれませんが、特に映像でストーリーを作る場合その差は見る人の違和感につながります。
できれば全体カットも欲しかったので超広角である14-24を使おうかと思ったのですが、デメキンなのでクロスフィルターが使えず雰囲気が違うため使うことをやめました。
これはクロスフィルターですが他にもブラックミストやPLフィルターなど、撮影時にしか対処できないフィルター効果というものもあり、フィルターを使えるか使えないかというのはかなりでかい問題ということが理解していただけますでしょうか。
写真だったらまだフォトショップなどでやれば似たような雰囲気にできるかもしれませんが映像となるとその難易度は跳ね上がります。
その他の候補レンズ
この問題に対しての解決策はもうデメキンレンズを選ばないという他ないでしょう。
もしくは角形フィルターを使うかですね。
じゃあ何がいいのとなると色々ありますが、私はちょっと狭くはなるけどこっちのsigma16-28でもいいよねって最近思っちゃうようになりました。
だってこっちならフィルターつけられるし、いうて2mmしか変わらんしインナーズームだし(待てそれ以上言うな)
他にもみてみると良さげなのいっぱい…
このタムロンレンズもインナーズームだし(sigma14-24もインナーズームだけどね)
f4だけど16-35と標準域までカバー。
うん、明確な理由がない限り私はここらへんのレンズをお薦めしておきます。
sigma14-24がお勧めできる人
ここまでsigma14-24になんか恨みでもあるんかってくらいボロクソ言ってしまいましたがあくまで私の使用用途ではという前提があるので次はこんな人にならお薦めだよってのを書いとこうかと思います。
クオリティを求める人
sigmaさんのレンズなのでご存じの通りキレッキレです。
星とか撮るにはこれ以上のレンズはそうないかと思います。
私もそうだったのですが撮るものに妥協はしたくなかったし1mmでも広く撮影できれば他の人とも差別化できるのでそういった方にはお勧めできます。
あとvログとかで手持ち撮影してると14mmはかなりいい感じでした。
16mmと比べると距離が近い分だいぶん違うんじゃないかなと思います。
このデメキンを敬遠してる人は多いと思うので、持ってるとわかる人は「おっ」と反応してくれたりします。
写真のみの人
映像は編集が難しいですがスチールならまだなんとかごまかせます。
他にフィルター使ったレンズ使わないとか、これだけ色味違っても構わないとかであれば問題ないかと思います。
特に風景だけとかならフィルターを使う機会もそんなにないかと思うので選択の余地はあるかと思います。
(角形フィルターならまだ装着できる可能性が高いです)
丸型フィルターはつけられませんが代わりにリアフィルターと呼ばれるものがあります。
レンズの前面ではなく後ろのマウント接地面に入れて使います。
これを使うことでNDフィルターと同じ効果があります。
フィルターを使わない人
そもそもフィルターなんて使わないよって方は私とはだいぶん使い方が違うのでお勧めできるかもしれません。
ただ私はいろんな撮影してるとやはり変わった撮影とかしたくなったのでフィルターとかで遊びたい人はやはりデメキンは避けたほうがいいかもしれません…
まとめ
ここまでsigma14-24artレンズあんまり褒めてないというかむしろバッシングばかりのような気がしてますが実際はほんとにいいレンズです。
このレンズだけで完結するような撮影(ダンスの撮影とかね)ではマジで心強いことこの上なかったし、14mmの出す迫力は折り紙付きでした。
ただデメキンレンズはフィルターが使えないと言うことは最初にしっかり考えておくべきでした。
もちろん買う前には十分調べて丸型フィルターが使えないことも理解はしてましたが、まあ24-70もあるしなんとかなるだろうと甘く考えていました。
実際超広角が使えない環境と、使える環境を比べればそりゃ使える環境の方がいいに決まってますよね。
映像もやりたい方であれば特別な理由がない限りはデメキンレンズではなく先ほど上げたレンズたちを検討された方が後々後悔しないで済むかもしれません。
少なくとも私は今どうしようか悩んでます笑
だっていいレンズだから手放したくないですもん。
けどフィルターつけれないんだよなああああって感じになるのでそれでも俺はsigma14-24f2.8がいいんだ!ってかたはぜひこのレンズ買ってください。マジでいいレンズなんで笑(沼)