【決定版】果たして回転リングATOLLとジンバルは最強の組み合わせとなるのか

みなさんATOLLってご存知でしょうか?

だいぶん前にクラウドファンディングでとんでもない額が集まり話題になったものなのですが、三脚使用することで縦と横の移行がスムーズになるアイテムです。

しかし私は今回ジンバルでの撮影に使えないかと考えました。

結論から言いますと、

ATOLLとジンバルの組み合わせ…最強でした。

縦型動画の撮影についてはこちらでも考察していますのでぜひご覧ください。

坂本蓮

熊本で写真と映像やってます坂本蓮です!
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目次

ATOLLとジンバルの組み合わせで縦横スムーズな移行が可能に

ATOLLとはカメラを三脚などに設置した際、縦と横をスムーズに変更できるアイテムです。

少し前までアマゾンで販売されていたのですが今見ると無くなってました…。

他の購入手段としてはメルカリなどで中古品を探すか、海外のクラウドファンディングサイトKickstarterで購入できるそうです。

もしくは似たようなものがアマゾンで販売されているようです。

ATOLLの半額程度で買えるのでお得感があります。

まだ出たばかりの製品なので色々と不具合やこうして欲しいなどの意見が目立ちますね。
今後の展開が楽しみです。

ATOLLのパッケージはこんな感じ。

ATOLLのパッケージ
ATOLLを装着したa7iiiとRSC2

カメラはa7IIIとジンバルはRonin SC2を使っています。

そもそもどんなシーンで使うの?

そもそもATOLLをジンバルに装着することでどんなメリット、使い道があるのでしょうか?

ジンバルで縦と横を変更することなんてあるのと思いがちですが、私もそうですが様々なSNSを使っていると縦用と横用で撮影したいと思うことって割とあるんですよね…笑

今や若者に爆発的人気を誇るTikTokやインスタグラムのリール、YouTubeのショートなど縦型動画を使える場面は非常に多くかつ拡散力も抜群です。

ですが長い動画や何かを見せたい、紹介したい時に縦型というのはやはり見せにくいという難点があり、どちらかというと縦型動画で興味を持ってもらいそこからYouTubeなどの横動画でファンを作るというのが大きな流れになっているかと思います。

私自身がそういった様々なSNSへ投稿していたので、撮影の際にいちいち縦と横変更してバランス調整して〜というのは非常にやりづらさやめんどくささを感じていました。

ジンバルは三脚と違ってバランス調整がうまくできてないとうまく動作してくれません。
具体的にはスリープモードに入ったりガタガタ震え出したりですね笑
これが結構めんどくさくて、縦と横変更するたびそんなことしてたら時間かかりすぎてうんざりします。

坂本蓮

特にイベント撮影なんかの一度撮り逃すと二度と撮れないパターン。
こんな1秒を争う現場でいちいち変更したりする時間はありません…。

なので私は解像度が下がるのを覚悟した上で横で撮って、後から縦型にクロップして投稿したりしてました。

もちろん縦で撮るよりも画質が悪くなるのも嫌なんですが、縦と横ってだいぶん映る範囲が違うので縦にした時どのくらいの範囲が写ってるのか分かりづらいといったデメリットがあります。どっちも意識してたらよくわからない動画になって使い物にならなくなったらもっと最悪ですよね。

そんな時このATOLLがあれば一瞬で縦横を変更できるので大事なシーンを逃すことなくどちらも撮ることができます。

マジでかなり撮影が捗ります。

坂本蓮

もちろんモデルさんとの撮影とかでもめちゃくちゃ役立ちます。

こういう人との撮影ってテンポが大事なのでいちいち横と縦切り替えてたら「(また…?)」みたいな雰囲気が漂い始めます(体験談)

しかも時間も無限にあるわけではないのでそんな切り替えにもたついてる暇はないんですよ。

なのでそんな時にこの組み合わせがあればただでさえ腰の重い動画撮影も気軽にできるようになるわけなんですね素晴らしい!

ATOLLとジンバルを組み合わせて使うための準備

さてジンバルもあるしATOLLも買って早速組み合わせて撮影するぞ、と意気込んでもそのままでは撮影ができないのです。(※RSC2が横からスライドして入れるタイプのため。それ以外は未確認です。)

とは言っても別に難しいことはなく間にシューを挟んであげればいいだけです。

ATOLLの裏側を見てもらえるとわかるのですがボディ下のプレートは、ATOLLとボディを固定するために使われておりジンバルに使う場合はレンズ側下のちょっと長くなってるプレートを使用します。

坂本蓮

当然ですがボディ側のプレートを固定しても縦と横の切り替えができませんよ!カメラが固定されちゃいますからね。

ATOLLの裏側

写真の通りボディ側からレンズ側までプレートが連なっており隙間が空いていないためRSC2には装着できないようになっております。

RSC2はプレートを装着する方向が横スライドのためそのままでは装着ができません。
もう少し隙間が空いてれば装着できるんですけどね〜。
それか前後に移動できるタイプだったらそのまま装着できるかもしれません。

そこでこのプレート下にジンバル側のプレートと合うシューを装着します。

こういうやつね

RSC2には最初からついてくるやつなので追加費用は必要ありません。

ATOLLをジンバルに装着したらこんな感じ。

間にシューが挟んであるので結構高さがありますね。

おまけにATOLLの構造上ボディ一台分くらい後ろに下がったのでアームと干渉するかなと思ったのですがシューを挟んで高くなったおかげで干渉はしなさそうでした。

横画面にした時
縦画面にした時

これで無事ATOLLとジンバルを使うための準備ができました。

果たして動画撮影に使えるのか?

ここまで組み合わせについて書いてきましたが肝心なのはこれで動画が撮れるのか?というのが一番のキモでしょう。

気になる点としては縦と横を変更した時のバランスの変化でジンバルが耐え切れるのかというところや、様々な角度や使用方法でも問題なく撮影可能なのかといったあたりでしょうか。シューを挟んでるのでそこが緩まないかが個人的にかなり気になってました。

こちらも先に結論を言ってしますと、全く問題ありませんでした。

これは動画を見てもらった方が早いかと思います

走ったり上に向けたり、歩きながら縦と横を変更してみたりしてみましたがずれたり誤作動起こしたりなどなくスムーズに動作してくれました。

ATOLLは切り替えた時にちょうど90度の角度でカチッとマグネットのようなもので止まってくれるので動きながらでも問題なく切り替えできました。

坂本蓮

ただジンバルをスリープモードにした状態で縦と横を変えてみると重心はかなり変わっているようでした。

RSC2のモーターで耐えられる範囲ではあるものの縦と横両方ともうまくバランスを取れているわけではないということは頭に入れておいた方がいいかもしれません。

まとめ

今回はATOLLとジンバルRSC2を使った撮影方法を紹介してきましたが、自分でもまさかここまでいい感じに撮影できるとは思ってませんでした。

この撮影スタイルを使いこなせば縦型動画と横動画をスムーズに移行しながら撮影することができます。

坂本蓮

TikTokやリール用の動画を撮ってから横のしっかりした撮影に移行して、また縦に移行してといったやり方ができるんですね。最高!

様々なSNSを使いこなすことでより注目度も上がっていきます。

この撮影スタイルでぜひ時間を効率的に使い、良い動画を作っていきましょう!

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